目のつけどころ

読書本の紹介です。山田真哉さん著、「目のつけどころ」です。


ミリオンセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者・山田真哉氏が、2年ぶりに書き下ろした新刊です。


「目のつけどころ」には、パターンが存在するとういことで、これを大きく2つのフレームワークに分けて説明しています。


一つは、自分のなかで、アイデアや発想を生み出すためのフレームワーク、もう一つは、コミュニケーションのなかで、説得力や切れのある発言をするためのフレームワーク、です。


目のつけどころ

目のつけどころ


それぞれのフレームワークについて、それぞれ2部構成で説明がされています。


始めの、一つは、自分のなかで、アイデアや発想を生み出すためのフレームワークの説明の中で出てきた、どういう部分に着目するかという視点=切り口については、以下に示す。”分析の6つのモノサシ”ということで、6つの切り口を提示している。<分析の6つのモノサシ>
1 まずはすべての事象をワンパターンに考える
2 ネーミングから考える
3 身体感覚で形状をとらえる
4 距離感を推し量る
5 共通項から線を引く
6 対義語で大きく逆に振る


二つ目のコミュニケーションのなかで、説得力や切れのある発言をするためのフレームワークについては、3秒で気の利いたことを言うテクニックとして、以下の5つのテクニックを提示している。<5つの3秒テクニック>
1 数字を拾い、裏っ返す
2 漢字にじっと目を凝らす
3 「うがった見方」で裏側に瞬間移動する
4 「雨が降ったら」の着目点をもつ
5 「ほめるときは目線を上げる」


この本に書かれているように目のつけどころは、他の人の発言などで、そういう見方もあったのかという感心だけに終わらず、自分もその見方をまねる、身につけることが大切だと思います。


まだ、自分はそんな切り口や考え方なんて持っていないと言う人は、早く書店に行き、この本を手にとって、ここに書いてあることから切り口を使ってみてはいかがだろうか。