技術士第二次試験合格ライン突破ガイド第3版

読書本の紹介です。日刊工業新聞社編(佐藤国仁、国孝夫、小林彰、近藤光夫、杉内正弘、矢田美恵子、山本弘明著)、「技術士第二次試験合格ライン突破ガイド第3版」です。


技術士第二次試験は2007年度より、新試験に移行されました。この本は、この新試験制度で実際に実施された試験の実績を踏まえて書き直されたもので、受験をする立場から言えば、より実試験に合った情報が期待できるものと思われます。


技術士第二次試験合格ライン突破ガイド

技術士第二次試験合格ライン突破ガイド


本書は全部で9つの章で構成されています。
技術的体験論文をいかに書くかという情報を入手するため、本書を手にしました。


技術的体験論文をまとめるうえでの重要なポイントは、以下の項目があるようです。
1)課題に沿った内容を論文に反映する
2)適切な論文構成とする
3)技術課題をひとつに絞る


論文の骨格としては、以下のような項目を抽出してまとめていくということが理解できました。
【技術的体験論文の骨組み】
1)テーマ名:問題点が分かるような名称
2)概要:業務名、実施時期、背景、業務の目的・目標、内容、立場・役割
3)技術的問題点:業務上で発生した技術的問題点
4)解決策:問題点の原因分析、解決策とそこに至る経緯
5)成果・効果:直接的効果及び技術的・経済的成果
6)現時点での反省と今後の展望


技術試験は、一般の情報が少ないので、この本はその情報を得ることができる貴重な本でした。