この本に出てくる先生って誰?

日中は暑かったですが、夕方になって、涼を感じることのできる心地よい風が吹いてくれています。
こんな風を受けながら、公園のベンチで本を読むなんていうのも乙なもんですね。


本日紹介する本は、「バカヤロー経済学」です。著者は、竹内薫さん。この方は、科学作家で物理書や数学書を執筆されています。

バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5)

バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5)

本のあらすじは、小学生に戻ったボク(竹内さん)が、政治と経済の先生(=国内外の一流大学で数学と経済を専攻し、政府首脳のブレーンを務めた人物)に経済学のことをみっちり訓練されて、経済や政治の「裏」の仕組みも分かるようになっていくというモノです。
構成としては、章立てが授業形式になっています。
・ガイダンス:役立つの?経済学
・一時限目:ゼロから学ぶ経済の基礎
・二時限目:税金と政治そのカラク
・三時限目:選挙前に知っておこう!

内容は、タイムリー。三時限目は、小泉内閣から、現在の麻生内閣までの流れや官僚の政治への介入の仕方等々、興味ある話が出てくる、出てくるっていう感じです。


あとがきで、ここに登場してくる「先生」は、本来は共著として名前が登場する予定であったのが、発売直前に突然スキャンダルに巻き込まれ、ある日突然社会から消されたそうです。事件の真相は書くことができないとのことですが、「先生」って誰?と最後に考えてしまいます。


今後の日本経済と政治の行く末を、憂いている皆さん、この本を読んで、「バカヤロー」と叫びませんか!