2つの財布って、どうやってもてるのか?

世の中、景気の底打ち感が見えるなどと言われていますが、まだまだ「景気いいよね」などと言えるような状況でないと思います。できれば、少しでも収入を増やしたい、維持したいと感じられている方が多いと思います。本日、紹介します本は、そんな方々たちにとって、非常に参考になるのでは、ないでしょうか。

題名は、『サラリーマンよ「2つの財布」を持ちなさい!月10万円の小遣いを稼ぐ副業術 (しごとハンドブック)』です。著者は、中島孝志さん、会社経営のかたわら、ジャーナリスト、経営コンサルタント、出版・映画プロデューサー、大学・ビジネススクール講師など多彩な顔を持たれている方です。


サラリーマンよ「2つの財布」を持ちなさい! 月10万円の小遣いを稼ぐ副業術 (しごとハンドブック)

サラリーマンよ「2つの財布」を持ちなさい! 月10万円の小遣いを稼ぐ副業術 (しごとハンドブック)


2004年にも、同名の著書を青春出版社より出版されています。その時の副題は「月20万円の小遣いを稼ぐ副業術」ですから、この5年の間に、副業で見込める収入も半額になったということでしょうか。デフレ傾向が読み取れるような変遷と感じました。

この本では、自分の好きなこと、得意なことを活かして、会社以外から収入を得ることを勧めています。これを「才テク」と呼んでいます。
「才テク」の特長は、次の5つだそうです。
1)好きなこと、やりたいたいことを徹底的にする。
2)生活のためにするものではない。
3)才能をフルに活用する。
4)「物売り」はしない。
5)収入が増える。

「生活のためにしかたなく」ではなく、「この夢を絶対に叶えたい」、「ずっとこれがやりたかった」という夢を仕事にすることが才テクの本質ということです。
自分が好きなことをやって、お金がもらえるなんて、本当に幸せですよね。これ、ワクワクすることをやることに通じていると思います。


では、やりたいことを突き止めるためにはどうすれば良いのか。
これも、この本では、「やりたいこと」を突き止めるプロセスとして書いてあります。

1)できる、できないを問わない
2)テーマを設定しない
3)時間、空間を問わない
4)否定しない、打ち消さない
5)具体的に、より具体的に、もっと具体的に
6)文章だけでなく、絵やイラスト、写真でも構わない


夢(好きなこと、やりたいこと)−現状(できること)=課題(しなければならないこと)

これが「自分が何がやりたいにのか」を浮き彫りにする公式だそうです。

この公式に、当てはめてみて自分のやりたいこと、好きなことに挑戦してみませんか。