実はおもしろい経営戦略の話

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、野田稔著、「実はおもしろい経営戦略の話」です。


カバーが女子高生の萌え系イラスト。


若者向けの経営戦略についての入門書と言ったところであろうか。



なので、文章も読みやすいし、事例としても、わかりやすい企業を選んでいます。


とは言っても、経営戦略に関する基本的な項目は、ざっくりと押さえてあります。


この手のジャンル、硬い書籍は多いのですが、親しみやすい軽いノリの本です。


私が面白いと感じたのは、第2章の歴史に学ぶ経営戦略です。


アレキサンダーマキャヴェリ孫子クラウゼヴィッツなどの戦略に関する考え方を知ることができます。


また、事例紹介で面白かったのは、問題発見型イノベーションの好例ということで紹介された「ラクダの冷蔵庫」、これは写真も載っているので、こういうアイデアもあるんだなと感心しました。


経営戦略って、どんなものだろうと知りたい人や、中小企業診断士試験を受けようと思っているが、経営についてはよくわからないという人にはお奨めの本です。