これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、藤井正隆、坂本光司共著、『「いい会社」の作り方-人と社会を大切にする経営 10の方法-』です。
『日本でいちばん大切にしたい会社大賞』の審査基準をベースに「いい会社」の条件を事例も含め、解説している本です。
「いい会社」のつくり方-人と社会を大切にする経営 10の方法-
- 作者: 藤井正隆,坂本光司
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書はMBAの経営書とは一線を画する経営書に思えます。
利益を優先するのではなく、まずは従業員を優先する。
そうすると従業員はお客様にきちんと向き合い、お客様優先の対応をする。
経営もエモーショナルなんだなあと感じることができます。
これは考えてみれば、当然かもしれません。
従業員も人ですから、その人を動かす動機付けは、やはり腑に落ちるものが必要になってくる。
そのためには経営理念が大事だと説いています。
また、行動規範に当たるようなものを、本書では、それを経営方針書ということで解説しています。
昨今、日本でもあの大企業が・・・ということが、不祥事を発生させています。
本書を読むと、経営として何が大事なのか、考えさせられると思います。