長期ビジョンを語る人がいませんね

参院選が始まったこともあり、今日は朝、NHKの政治討論番組を見ていた。


討論を聞いていて、政治テーマとは直近のことだけなのかと少し心配になってきた。


まあ、これは我々、国民の感覚もそうなんだろうけど、直近のことをなんとかしなくっちゃ・・ということで、社会保障、景気・雇用対策、子育て支援など、生活関連分野に高い関心が寄せられている。


原子力発電の是非などのエネルギー政策や教育をどうしていくかなどの長期的な視野が必要なものへの関心も低いし、各政党もなかなかそれを大きくは取り上げない。


「我々の子供たちの世代につけを残さない」と言いながら、長期ビジョンがないのが、今の日本ではないだろうか。


30年後の日本はどうなっているのか?


そのためにどういう人材が育っていなくてはならないのか?


どういうように教育して、そのような人材を育てていくのか?


成長させるためには育てなくてはいけないと思うんだけど、誰もそんなことを語ることはない。


18歳に選挙権の年齢を下がったが、若い人たちが自分たちの将来のビジョンがともに描けるような、日本としてのビジョンも必要ではないかと思う。