「会社の悪口」は8割正しい

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、秋山進著、『「会社の悪口」は8割正しい コンサルタントが教えるダメな会社の困った病』です。


本書はダイヤモンドオンラインの「組織の病気〜成長を止める真犯人〜」という連載記事に、その背景事情や解説を大幅に加筆したものだそうだ。


日本授業の組織が持つ構造的な問題を見つけ、様々な角度からそれらを考察しています。



まず最初に我々が無意識に従っている組織の「8階層の基準」を明確にし、それらの関係性が組織にどのような影響を及ぼすかについて解説しています。


そして、日本企業によくみかける現象で、実はそれは怖い組織の10個の病気について、各章立てして解説しています。


最初のケースとして「ずらずら病」という著者が名付けた組織の病が出てkるんですが、この中で日本企業は「総合はできても統合ができない」って、上手い表現だなあと感心しました。


自分が勤務している会社が何かおかしいと感じている人、これから様々な企業と接する可能性のある中小企業診断士などになったばかりの駆け出しコンサルタントの方などには参考になる本ではないでしょうか。


非常に読みやすいですし、面白いです。