18歳の著作権入門

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、福井健策著、「18歳の著作権入門」です。


年齢が規定してあるタイトルになっていますが、著作権について書かれた本です。


18歳の著作権入門 (ちくまプリマー新書)

18歳の著作権入門 (ちくまプリマー新書)


非常にわかりやすく書かれていますので、著作権に興味がある方ならば、18歳に限らず、どなたでも読んでも良い本です。


インターネットが広く使われるようになり、いろいろなものがデジタルデータとなっている現代では、元のものからコピーをして、幅広く配布することが可能になっています。


その恩恵はあるのですが、一番最初にそれを創作されたもの、それを創作した人等々、様々なところで著作権が関わりを持っていることが、この本を読むとわかることと思います。


TPPの知的財産権に関する内容で、二次創作の分野が影響を受けるかもしれないというのは、初めて知りました。


手紙だって書いた人に著作権があるということで、身近なところにも、そして自分にも著作権という権利が生じているんだということが、理解できる本です。