これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、佐藤登著、「人材を育てるホンダ競わせるサムスン」です。
本書はホンダとサムスンSDIで実際に働いた著者が、その経験を踏まえて、両社の企業風土の違いを述べた本です。
- 作者: 佐藤登
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/07/03
- メディア: 単行本
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大きくは2部構成になっており、第1部は本田とサムスンSDIの企業文化の違い、そして第2部は日本と韓国の企業活動の違いについて述べています。
グローバル企業に成長し、勢いに乗る韓国企業の内面を知りたいという方には良い本かもしれません。
ただ企業というものは波があるものなので、良い時もあれば悪い時もあるはずで、いつまでも良い時が続くかないのも世の常のような気もします。
ですから、この本で知るべきことは、日本、韓国の企業文化の違いということになるでしょう。
この本では言及されていませんが、突き詰めていけば、それは両国の教育の差とも言えるかもしれません。
私は、読み終わってそんな風にも感じました。
技術経営、組織論、企業戦略等のビジネスケースで両者の違いはどこにあるのかを考えるのも面白いかもしれません。