平成26年度中小企業診断士第2次試験に向けて(6)

それでは、平成25年中小企業診断士第二次試験の事例Ⅲについて、解いていきましょう。


まずは、問題文、設問を読むんでしたよね。


ページを捲り、問題文に目をやります。


第1問(:配点30点)

C社では、横ばいで推移している業績を改善するためX社のシェアが高い首都圏市場への参入を目指している。この課題について、以下の設問に答
えよ。


(設問1)
C社が首都圏市場への参入で活用すべき競争優位性は何か、60字以内で述べよ。


(設問2)
C社が首都圏市場への参入を実現するためには、関東工場の役割をどのように変えるべきなのか、またそれを実現するためにはどのような具体的
対応策が必要となるのか、120字以内で述べよ。



問題文を読むと、第1問では、「C社がX社のシェアが高い首都圏市場への参入を目指している課題」について問われていることがわかります。


さらに設問を読むと


設問1では、「C社が首都圏市場への参入で活用すべき競争優位性は何か」と問われています。事例文には、その競争優位が書かれていることが容易に想像できますよね。


だから、事例文ではX社として比較して、競争優位になっている部分を抽出すればよいのです。


次に設問2では、「C社が首都圏市場への参入を実現するためには、関東工場の役割をどのように変えるべきなのか、またそれを実現するため具体策」が問われています。


ということは、関東工場の現在の役割が事例文には書いてあり、それは何か課題を抱えているのかな?そして、その課題を解決するようにすることが具体策になるのかな?・・・という当たりがつけられませんか。


このように、設問を読むことによって、事例文に書いてある内容でチェックすべき内容を類推することができるのです。


では、次回は問題2、問題3についても同様に見ていきましょう。