資格を取ると貧乏になります

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、佐藤留美著、「資格を取ると貧乏になります」です。


本書、資格を取ったとしても合格者が増加したり、世相が変わってきたことなどから過当競争になり、単に資格を取ったからといって、すぐに儲かるわけではないですよ・・・という本です。


資格を取ると貧乏になります (新潮新書)

資格を取ると貧乏になります (新潮新書)


題材として取り上げている士業は、弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、その他としてTOEICとなっています。


それぞれの士業の実態が、どのようなものかが書かれています。


資格は取るのがゴールではなく、何をやりたいのか、そのために必要あるいは役に立つもの、勉強になるものとして捉えておく方が良いと思います。


何でもそうですが、お客さんあっての商売です。


そのお客さんは黙っていれば、来るようなものではありません。


そのことを念頭に置かなくてはいけない、というのが本書を読むと痛いほどわかるのではないでしょうか。


本書は、資格を取ることだけが目的になっているような受験生にまず読んでほしいと思います。