なぜ、バブルは繰り返されるか?

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、塚崎公義著、「なぜ、バブルは繰り返されるか?」です。


この本は、今まで起きたバブルについて解説し、歴史の教訓を認識させるとともに、アベノミクスでこれからの経済成長と景気回復に期待しつつも、バブルのリスクは忘れないことの重要性を説いた本です。


なぜ、バブルは繰り返されるか?(祥伝社新書)

なぜ、バブルは繰り返されるか?(祥伝社新書)


バブルは至るところで起こっているのですね。


この本では、バブルの世界史ということで、十七世紀オランダのチューリップ・バブル、十八世紀イギリスの南海泡沫事件、など5つのバブルを取り上げて解説しています。


さらに、我々が経験した約20年前の平成バブル、米国のITバブル、サブプライムローンリーマンショックは住宅バブルと名付け、それぞれ章立てして解説しています。


バブルを起こすのは結局、人々の期待や欲望、そしてそれは何度も繰り返される。


これから景気上昇が期待される中、浮かれてしまわぬように警鐘を鳴らしている本だと思います。