やわらかな雇用戦略

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、小幡績著、「やわらかな雇用戦略」です。


成長戦略とは、雇用をいかに増やしてかなければいけないかを考えていかなければいけない、すなわち雇用戦略だと著者は言っています。



そのためには、人そのものも柔軟な雇用に対応できるように基礎力を持たなくてはならないということで、人を育てていくということで教育のあり方を見直そうという意見には、同感です。


人的資本がいかに大事であるかということも理解できました。


ただ、それを言いたいがための例え方が、カチンとくる人もいるのかなと思います。


私は、まあこういうことを言いたいので、キャバクラ嬢を出したのだなとか自分のゼミの生徒のことを書いているのだなあと思います。


あと、学歴社会の話も面白かったです。


但し、素直に受け入れらない人もいるだろうなとも思います。


いかに個人、そのものの資質を上げていくことが大事かを問うている本です。


その観点では、私は非常に面白い本だと思います。