売る力

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、鈴木敏文著、「売る力  心をつかむ仕事術」です。


著者は、皆さんご存知のセブン−イレブンの生みの親で、現在、セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEOの鈴木敏文氏です。


「売る力」とは、いかに「お客様の立場」に立って考えることができるかに尽きることが本書を読むと判るともいます。



「お客様のため」では、「お客様の立場」です。


あくまでも主体はお客様です。


この本では、セブン&アイ・ホールディングスの広報誌、「四季報」で対談した秋元康佐藤可士和牛窪恵、鎌田由美子、小菅正夫各氏ら異分野の人々の考え方を引き合いに出しながら、お客様の立場に立つ視点を伝えてくれています。


消費が飽和しているような状態でも、お客様の立場に立ち、お客様の心理状態を理解することが出来れば、それにより売ることが出来るのです。


生活の中で、利用しているセブン−イレブンやイトーヨーカードウで売られている商品、サービスがどのように誕生したのかも出ています。


小売業だけでなく、製造業に携わっている方々も、顧客の立場に立つという視点がいかに大事かということを知ることが出来ると思います。