ビジネスでいちばん大事な「心理学の教養」

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、酒井穣著、『ビジネスでいちばん大事な「心理学の教養」 - 脱「サラリーマン的思考」のキーワード』です。


ビジネスとは「平均的な人間」をターゲットにしている。


その「平均的な人間」とはどのようなものかを考えるのに心理学は非常に有効なツールとなるそうです。



本書は、7つのテーマを取り上げ、それぞれのテーマに関連する心理学の理論を解説しています。


さらに、それを仕事への応用するときについての例示とさらに詳しく学習するための参考図書が掲載されています。


各理論ともコンパクトにまとめられており、話の引き出しに入れておくといいようなネタが満載と感じました。


最後のコラムに出てくる「動物園のライオン サバンナのネズミ」はこれ使える話だし、サバンナのネズミのようになんとか生き残るために自らの力を振り絞ることは、これからの時代、大事なことだと思います。


もう、これからは寄らば大樹の陰なんて言っていられるような大樹は存在していないことを肝に銘じないといけないようです。