死後のプロデュース

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、金子雅子著、「死後のプロデュース」です。


著者は、流通ジャーナリスト、故・金子哲雄氏の妻である。


本書は、肺カルチノイドを患い、自分の死と向き合い、自分の死後のことまで考え対応していた夫、金子哲夫氏との闘病及び死を迎えるにあたっての対応などを語っているものである。


死後のプロデュース (PHP新書)

死後のプロデュース (PHP新書)


これを読むと、故金子哲夫氏も凄いが、奥様の雅子さんもしっかりした人だなあと思う。


死を迎えるということは必ず来ることであるが、考えたくないことでもある。


それをどのように前向きに捉え、対処していったら良いか、心の持ち方など、本書を読むとたくさんのヒントを得ることができると思います。


死生観っていうけど、そんなに死についたり、また生についても深く考えることって普段はないと思います。


でも、この本を読んで、自分自身の死生観をどのように持つべきか考えていかなくちゃいけないという気持ちにはなりました。