スタンフォードの自分を変える教室

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、ケリー・マクゴニガル著、神崎朗子訳、「スタンフォードの自分を変える教室」です。


Amazonの内容紹介を見ると以下のような数々の賞を受けている本です。

Amazon.co.jp上半期ベストセラー第1位(2013年ビジネス・自己啓発部門)
★年間ベストセラー第1位(2013年上半期ビジネス部門/日販・トーハン調べ)
★ビジネス書大賞総合第1位/優秀翻訳ビジネス書賞
★ブック・オブ・ザ・イヤー第1位
(『ダ・ヴィンチ』2013年上半期ビジネス・自己啓発部門)


著者はスタンフォード大学の心理学者です。


心理学、神経科学、医学の最新の研究を応用し、個人の健康や幸せ、成功及び人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を提供する講義は絶大な人気を博しているそうだ。


スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室


本書は、公開講座の「意志力の科学」に沿って、著された本です。


この本の面白いところは、禁煙とかダイエットなどやると決めたことに対して、なぜそれが続かないのか、誘惑に負けるその時がどのようなときなのかということを、いろいろな実験や研究結果を用いて説明しているところだと思います。


意志力を持つためには、自分をよく観察して、どのようなときに自分が誘惑に負けるのかを知り、適切な戦略を取っていこうというと言っています。


これだけだと、なんか当たり前のようなことだけど、今までの本はこうすれば成功するばかりが強調されていますが。まずは敗因を考えてから、勝筋を見つけていこうという観点が、良いと思いました。


著者略歴に掲載されている写真は、なかなかの美人です。


米国の大学の授業って、本当に面白いですね。