日本の選択

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、池上彰著、「日本の選択 あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本2」です。


本書は、日本が現在直面している様々な問題について分かりやすく解説している本です。



この本は、前著「先送りできない日本 ”第二の焼け跡”からの再出発」に引き続くもので、平成12年12月時点で直面している問題をピックアップしています。


本書は10章で構成されており、それぞれ消費税増税社会保障(特に年金)、製造業、領土問題、日本維新の会、大学秋入学、教育委員会原発の存否、選挙制度がれき処理の10個のテーマを取り上げています。


わかりやすい解説ですが、それを我々がどのように捉え、どう判断していくかを促しており、単に情報を与えるだけでなく、それを基に我々にも判断を求めているところが、私は気に入りました。


この手の本は、旬で読む本だと思います。


現在、日本が抱えている諸問題として、どのようなことがあるのか、またその背景や周囲の状況はどうなのかを知っておきたいという方には、お奨めの本です。