見える化の基本と実践がよ~くわかる本

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、石川秀人著、「図解入門ビジネス 製造現場の見える化の基本と実践がよ~くわかる本」です。


本書は、生産管理の専門書の分類に入ると思います。


見える化」は早稲田大学大学院教授の遠藤功氏が著著『見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み』で、有名になった記憶があります。



見える化とは、基本になる情報、データを現場の人にわかるように示すことです。


こうすることにより、現場の人が自ら気づき、問題意識を高め、自ら改善したり、努力する職場を作れるようになります。


見える化によって期待される効果としては、

1)問題の早期発見と解決を促す

2)情報を公開することで自律的改善を活性化する

3)問題を顕在化することで再発防止を促す

ことが挙げられます。


本書は、この見える化を現場に導入して活用するための入門書的本です。


見える化の手順や方法や各種ツールの説明などが図解によりわかりやすく解説されています。


非製造業出身の中小企業診断士などのコンサルタントの方などは、わかりやすくて役に立つのではないでしょうか。