これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、坂本光司&価値研著、「21世紀をつくる 人を幸せにする会社」です。
この本は、4,500社へのアンケート調査から好業績の中小企業が大切にしている共通項を明らかにし、その中の企業を紹介したものです。
- 作者: 坂本光司,価値研
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/06/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書は二部構成になっていて、第一章は「価値ある企業」像の概観を述べています。
まず、はじめに顧客創造の源泉は、「人・モノ・金・情報」の経営資源から会社の考え方や行動に共感できる「共感資本力」に移り変わっていることを指摘しています。
そして、目に見えない企業資源として、次の3つの指標が好業績を上げている企業では大切にしていたそうです。それは、
1)経営理念力
2)人財育成力
3)信頼形成力
です。
第二章では、「価値ある企業の」事例として12の企業を取り上げて紹介しています。
構成としては、
・その企業の概観
・「目に見えない企業資源」
・「共感資本」と価値のらせん的発展
という形でまとめられています。
本書では、以下の企業が紹介されています。
1.アイエスエフネットグループ
http://www.isfnet.co.jp/
2.スギ製菓
http://www.sugiseika.com/
3.コガワ計画(Mランド益田校)
http://mland-masuda.jp/
5.スワン
http://www.swanbakery.jp/
6.石見銀山生活文化研究所
http://www.gungendo.co.jp/
8.めのや
http://www.anahitastones.com/
9.生活の木
http://www.treeoflife.co.jp/
10.四国管財
http://www.shikokukanzai.co.jp/
11.フェリシモ
http://www.felissimo.co.jp/
12.アチーブメント
http://www.achievement.co.jp/
それぞれの企業ともホームページを見てみると、何か人を惹きつけるものがあるようなところが多いように思います。
元気ある企業の研究をしたい方にはお奨めの一冊です。