坂の上の坂

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、藤原和博著、「坂の上の坂」です。


この本が、妻が私に読むように勧めてくれたものです。

「55歳までにやっておきたい55のこと」という副題がついています。


坂の上の坂

坂の上の坂


「坂の上の坂」というタイトルは「坂の上の雲」をもじってつけています。しかし、その意味はしっかりとあります。


昔は、人生、坂の上を昇り切ったところで雲に到達する、そのようなサイクルだったが、現代は男女とも平均寿命が延び、坂の上を昇っても、まだそこから坂が続くということで、このタイトルをつけられたようです。


確かに、多くの人は会社人生が終わっても、まだ20~30年の月日を過ごさなくてはいけないわけで、その間に何をするのかの準備が必要になります。


この本にも書いてある通り、会社だけの人生を送ってきた男性にとっては、やめる前に描いていたものと大きな違いが出てくる可能性があるかもしれません。


著者は、奥さんのことを理解しなさいと述べています。(多分、私の妻はこの辺を私に読ませたかったのだなあとおもいました)


中高年の皆さん、どう生きていきますか?


この本は、そんなことを考えている人にはそのヒントを、まだ考えていない人には気づきを与えてくれる本だと思います。