仕事のムダを削る技術

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、こばやしただあき著、「仕事のムダを削る技術」です。


人間、欲張りなところがあるから、あれもこれもと手を付けてしまうこともあります。


そして、それが高じて、不必要なことまで抱え込んでしまったり、それが当たり前と思って、何も感じずにしているかもしれません。


仕事のムダを削る技術 (ソフトバンク新書)

仕事のムダを削る技術 (ソフトバンク新書)


この本は、仕事のムダを削り、必要なことを効率よく実施するために、どんなことをしたらよいのかを著者の体験も踏まえて書かれています。


著者は、人気メルマガ「知識をチカラに!」の作者で、ウェブコンサルタントでもあります。


そう、コンサルタントはついついあれもこれも手を広げがちですよね。


そんな著者は、将来自分のすべきことに向け、余計な仕事は省き、平均一日12時間働いていたところを4時間に短縮したというのですから、凄いです。


でも、ポイントは実にシンプルです。ムダな仕事をしないためには、次の6つのステップを実行すればよいのです。

1.短時間で仕事を終わらせると決める【決める】

2.一日の仕事を観察し、仕分ける【仕分ける】

3.やるべき仕事を絞る【絞る】

4.同時進行で仕事を行う【マルチタスク

5.仕組みを作り改善を継続して効率を上げる【仕組み】

6.他人との時間を有益にする【協力】


仕事をてきぱきと終えて、自分の時間を作りたい方にはお奨めの一冊です。


特に中小企業診断士のような独立系のコンサルタントの方は、ついつい時間を費やしてしまうことがあるでしょうから、効率よく仕事を行うために、本書を参考にされてはいかがでしょうか。