人間の基本

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、曽野綾子著、「人間の基本」です。


帯に「恐るべきは精神の貧困である」と書かれていますが、自分自身の判断基準をきちんと持つことの大事さ。


何でもかんでも同じが平等ではない、人それぞれ違うことを認めることの大切さなど、普段何気なく考えていることを、ズバリと直言してくれている本でした。


人間の基本 (新潮新書)

人間の基本 (新潮新書)


なんか、読んでいると私の母を思い出してしまいました。


昔の人って、いろいろな経験を通して、どう生きていかなければならないか自分なりの哲学を語ってくれるんですよね。


この本も全八章に著者曽野綾子の人生哲学が語られています。


私が気に入っているのは、第四章の「すべてのことには両面がある」です。


世の中、表もあれば裏もある、片方だけを見て語るのではなく、すべてをわかった上で語れるようになりたいです。


自分の生き方を見直す、振り返るなど見つめてみようと思う人は、ここで語られていることは参考になるのではないでしょうか。