経済復興―大震災から立ち上がる

読書本の紹介です。


今回読み終わった本は、岩田規久男著、「経済復興―大震災から立ち上がる」です。


東日本大震災より、約2ヶ月半経過。


震災直後に比較すると、報道も少なくなってきましたが、福島第一原発の問題を引きずっているので、改善の程度が遅々として進んでいないように感じるのは私だけでしょうか。


そんな中、緊急出版ということで本書が書店に並んでいたのを手に取りました。


経済復興: 大震災から立ち上がる

経済復興: 大震災から立ち上がる


本書は、東日本打診最後の状況を踏まえて、今後、数年にわたって取り組むべき「東日本大震災からの復興政策」を提言しています。


基本的な財源は、日銀引受けの復興国債を発行して得ようというものです。


私が本書を読んで、参考になったのは、この本では関東大震災第二次世界大戦後、阪神・淡路大震災後に過去どのような災害復興策が取られていたかを概観しているところです。


読み終わって感じたのは、少なくともここに提言することを考え、原稿にして、編集、出版の順序を経て、このような提言が出ているのに、その間に政府は何をやっているのかということです。


何もやっていないわkではないでしょうが、もう少し目に見える政策を打ち出したり、アクションを起こさなければならないのではないでしょうか。