文才がなくても書ける小説講座

読書本の紹介です。


今回読み終わった本は、鈴木信一著、「文才がなくても書ける小説講座」です。


ブログ書いている人は多分、書くことが好きな人じゃないかな。


そんな人の中には、出来れば何か書いて世に問うてみたいなんて思っている人もいるのでは?


何言う私も、実は本を書いて出したい願望を持つ一人。


そんな人には、今回の本は打ってつけの本かもしません。


文才がなくても書ける小説講座 (ソフトバンク新書)

文才がなくても書ける小説講座 (ソフトバンク新書)


この本では、言い切っている。「小説は、文章の才能に恵まれた一部の人の特別な営みではない。」


書くことの本質は「情報の不足を埋める行為」であり、こと小説においても、大切なのは「情緒」や「感性」より「論理」である。


文才とは先天的に備わっているものではない。書きたいこと、書くべきことは書きながら発見していくものなのである。


「書き方がわからない」「書くべきことがない」「文才がない」などとあきらめてしまう人は「書けない人」ではなく「書かない人」なのだ。


ということは、小説は誰でも書けるということ。


この本の中で引用されている小説家の坂東眞砂子が小説雑誌に寄せた文章が、その辺りを納得させてくれる。


要約すると、「0とは何もないということ。何も動かないし、何もしない。1とは、何かするとういこと。ほんの少しの動きでもいい、ただそれは、10にも100にもつながっていく」


すなわち、実際に書くということが前進への一歩ということだ。


まさに、「書き出せないあなたの背中を押す一冊」と言える本であろう。


何かを書いて見たい人は、是非読んでみてください。