サムスンの決定はなぜ世界一速いのか

読書本の紹介です。


今回読み終わった本は、吉川良三著、「サムスンの決定はなぜ世界一速いのか」です。


この著者は、元サムスン電子常務の方です。


サムスン電子の市場への進出は目を見張るものがあります。とりわけ、新興市場に対しては、目を見張るものがあります。


本書は、自らが席を置いたサムスン電子で、いかに各市場でのニーズを掴み、その地域のユーザーに合ったものを手ごろな価格で提供していくかについて書かれています。


サムスンの決定はなぜ世界一速いのか (角川oneテーマ21)

サムスンの決定はなぜ世界一速いのか (角川oneテーマ21)


家電や半導体における韓国企業の世界的躍進を支えたもの、それは「すばやい意思決定」であるということです。


詳細なリサーチや顧客ニーズの把握により、新興市場を素早く制圧することを可能にしてきた韓国流の意思決定術を本書によって知ることが出来ます。


折しも、中国へ行ってき、日本以外のアジア企業の活躍ぶりも見てきましたので、よその良いところはまず見習うヒントを得る点で、本書は非常に参考になりました。