中小企業診断士にとって、製造業の診断も当然ある訳であるが、最近はITや金融系の方が試験に合格する比率が高く、メーカー系の方を見る機会が少ない。
しかし、ものづくりが産業の基盤の一つであるためであろうか、製造業の診断をしたいという意思を持たれている方は割と多い。
製造業において、コストダウンを進めるにあたり、まず押さえておかなくてはならないのは、対象とする製品が、一体いくらで出来ているのか、また、その内訳がどのようになっているかだ。
頭じゃ、わかっちゃいるが、よく中味が理解できていない人が多いのではないだろうか。
生産系のコンサルタントを目指すならば、製品原価の算出方法は押さえておいた方が良いだろう。
これを覚えておくと、新製品開発や新事業を行うときの事業計画作成時に、PL(損益計算書)まで描くことができる。
この辺は、また次の機会に述べたい。