「会計探偵クラブ」
読書本の紹介です。山田真哉さん著、「会計探偵クラブ」です。
今まで公認会計士である著者が書かれていた本は、会計が中心であったが、今回は税金について書かれている。
しかも、あの「女子大生会計士の事件簿」待望の続編です。以前の主役の藤原萌実は高校教師として、簿記部顧問として登場しています。
話は、私立芙藍(フラン)学園という高校にある「会計探偵クラブ」に属する高校生、アンリとキロリ。この2人は従兄妹同士。
この2人を中心に話は展開します。
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/02/11
- メディア: 単行本
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このクラブでは、1枚の確定申告書をもとに、その確定申告書から読み取れる情報より、さまざまな事件を解決していきます。
税金って、必要なことなんだけれど、なかなかその仕組み(システム)まで、理解している人は多くないと思います。
この本では、小説のストーリーの中で確定申告書から読み取れ得る情報より、それに関した税金の解説を行っていくという構成になっています。
税金は、理念、仕組み、実務と大きく3つのカテゴリーに分けられるようなのですが、この3つをバランスよく題材に盛り込み、解説が行われています。
税金ってなんだろう?どんな風にその金額って決められるのだろ?など、税金に関して初歩的なことより勉強してみたい方には、良い本なのではないでしょうか。
私もなんとなく税金っていうと、面倒くさいなと思っていましたが、この本を読んで、ちょっと親近感が湧いてきました。