キラークエスチョン

書斎や机の上の整理・整頓をしようと考えていましたが、あまりの暑さに体がついていけず、涼を取るためにクーラーの効いている書店へ避難してしましました。
資料作成に必要な生産管理関係の書籍を購入してしまいました。
それにしても、暑いなぁ〜!


読書本の紹介です。山田玲司著、「キラークエスチョン」です。
いろいろな会合やパーティなどで、初対面の人に会ったときに、何て話しかけたらいいのだろうとか話題は何を選べばとか迷ったりしませんか。
この本は、そんな悩みを解決してくれる話のきっかけとしてのよりすぐりの質問26個を集めた玉手箱のような本です。


中小企業診断士のようなコンサルタントにとっては、クライアントやセミナーのお客様など、人と話をしてナンボの所もあります。いくつかの話題になりそうな小話をいくつも引出にしまっておかなくてはなりません。そんな引き出しの数が少ない人にとっては、こんな本があると助かるんだよなぁという本ではないでしょうか。


『本当に人と良い関係を築きたいなら、つかむ話よりつかむ質問、相手に気持ち良く話してもらう質問、相手の本音を引き出す質問、すなわち「キラークエスチョン」を相手にぶつけるべきだろう。』と著者は次のように書いています。
確かに、相手にしゃべってもらうことで、相手の心の扉が開けれてきます。まず、しゃべるより、質問してしゃっべて頂く、これ極意ですね。


著者は、チベットの高僧から歌舞伎町のホストまで、世界で最も多くの人に話を聞いている漫画家だそうです。対談漫画「絶望に効く薬」を約5年間にわたり連載し、200人を超える初対面対談を続けていくうちに、会話にはサッカーのキラーパスのように「キラークエスチョン」があることを発見したそうです。


キラークエスチョン (光文社新書)

キラークエスチョン (光文社新書)


冒頭にこの本の対象読者として、著者は次のような人達を挙げています。
・何度あってもさっぱり相手との距離が縮まらない
・会話がはじめられない、もしくはすぐ終わる
・人から相談されたことがない
・とにかくモテない
・初対面の人と話すのが苦手


思い当たる節のある方は、一読されてはいかがでしょうか。会話のキッカケづくりは、もう心配することありませんよ。