パズルを解いて、能力をアップする!

ムーアの法則」の限界、2014年に――iSuppli
Yahooニュースの見出しです。思わず、クリックして記事を読みました。
半導体に集積されるトランジスタの数は18〜24カ月ごとに倍増する」というムーアの法則が、2014年に限界を迎えると調査会社iSuppliが伝えているということです。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/semiconductors_and_computer_chips/


2007年9月20日の「WIRED VISION」にも『「ムーアの法則は10〜15年後に行き詰まる」ムーア氏自身が予測』の記事が出ています。ムーア自身も見通していたんですね。
http://wiredvision.jp/news/200709/2007092021.html


本日紹介する本は、「勝間和代・脳力UP」です。著者は、勝間和代さんです。


勝間和代・脳力UP

勝間和代・脳力UP


この本、脳力や思考力などが、パズルを通して鍛えていこうという本です。
勝間さんの本ですから、きちんと思考力の重要性から説き、その思考力はどのようなものがあるかをフレームワークに嵌めて説明されています。まずは、基本的な考え方をしっかりと説明した上で、実際に脳力を鍛えるということで、それぞれのフレームワークに沿ったパズル問題が出題されています。

「立体思考力」=「論理思考力」×「水平思考力」

という構成から、さらに「論理思考力」、「水平思考力」のそれぞれの構成を3つに分けています。

論理思考力:「法則力」、「当てはめ力」、「数字力」
水平思考力:「否定力」、「展開力」、「試行力」

ここで、論理思考力、水平思考力のそれぞれの特徴は、次のように説明されています。
論理思考力:規則や法則を使って、問題を直線的に掘り下げていくときにぴったりの思考力
水平思考力:それまでの常識を否定したり、想像力をふくらませて仮説を立てたうえで、いろいろと試行錯誤を繰り返して答えを見つけていく

パズルも各思考力の構成ごとに各5題ずつあり、かなり頭をひねらないと解くのが難しい(ひねっても解けない)ものがあります。自分がどの部分の思考力の構成が鍛えなくちゃならないのかもわかると思います。
私は、「当てはめ力」が弱いみたいです。

この本にも書かれていますが、多胡輝先生の「頭の体操」シリーズのような問題が並んでいます。
さらに、鍛えるためには携帯サイトも用意されているそうです。


ものの見方や観点を広げ、固定観念に囚われない柔軟な頭を養うための、現代版「頭の体操」といった感じの本です。