アメリカ・ザ・ゲンバ

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、青山繁晴著、「アメリカ・ザ・ゲンバ - America at the Scenes -」です。


本書は、『世界政府アメリカの「嘘」と「正義」』(2003年 飛鳥新社刊)を、アメリカ大統領選挙の結果が判明するタイミングで新書化したもです。



本書が書かれた時代背景としては、9.11が発生し、第二次湾岸戦争が起ころうとしていた時期です。


「なんでアメリカって、こんなに身勝手なんですか?」という高校生のメールによって、本書の執筆をしようと著者は決意したらしいです。


読んでみると、アメリカと言う国の良いところも、また悪いところもわかる本だと思いました。


この当時から北朝鮮が核開発を始め、潜在的脅威になる可能性があることも、少し書かれております。


中国、ドイツ、フランス、イギリスなどの国についても書かれており、それぞれの国の特徴を垣間見たような気がしました。


読み通すと、今の世で日本がどうすれば良いのか、その方向性を我々自身が考えなくてはいけないことを、常に示唆していることがわかりました。


日本を取り巻く世界状況を考えると、是非とも読んでおいた方が良い一冊だと思います。