女が動かす北朝鮮

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、五味洋治著、『女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録』です。


ミサイルでお騒がせの北朝鮮、そんな北朝鮮を動かしている金一族の独裁体制の裏には、様々な女性が動いていたのですね。


そんな北朝鮮で、金一族と関りのあった、美女・悪女・猛女・烈女について本書は取り上げています。


女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録 (文春新書)

女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録 (文春新書)


まず、本書を読むと、金日成金正日は、お盛んというか、かなり女性関係があったのですね。


そう言えば、ニュースなどで流れてくるときの金一族の家系図、最初の奥さんとか、二番目、三番目とか出てきますが、本書を読むとその関係が分かります。


読んでいて思ったのは、権力者に付くと権力を持つが、逆にその権力から離れてしまうことに対してもかなりの恐怖心を抱くということです。


ここに登場してくる女性、華々しい時期もあったが、みなさん、最後まで幸せという方は、皆無なような感じでした。


この辺り、韓国の大統領の末路にも近いものを感じましたが、民族性なのでしょうか。


普段、ニュース等では知りえない、北朝鮮の裏側をちょっとだけ見たような気がする本です。


興味ある方は、ご一読を!