60歳からの生き方再設計

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、矢部武著、「60歳からの生き方再設計」です。


あと数年で自分も還暦を迎えるなと思い、手にした本です。


著者は、日本・アメリカを行き来して取材・執筆しているフリー・ライター。


本書を出版したときに60歳を迎えている。


60歳からの生き方再設計 (新潮新書)

60歳からの生き方再設計 (新潮新書)


会社の名前や肩書がない自分というものをどのように活性化し、活動をしていくことの大事さは、退職しフリーで活動している私には、よくわかります。


定年退職されると、男性は、勤めていたときの肩書や応対の仕方など引きずっている方が多いということです。


でも、そんなプライドだけでは生きてはいけないことは、独立している方ならば、別に定年になる前から、よくわかっていること。


むしろ、そういう感覚を早いうちに身に付けられたことは、ありがたいことなのかと本書を読んで思えました。


しかし、日本の場合、定年で終わらせてしまうのはもったいない人もたくさん、いるわけで、そのような人たちの活用をどんどんと進める必要があるのだなと考えさせてくれた本です。