「近くて遠い国」でいい、日本と韓国

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、渡部昇一呉善花著、『「近くて遠い国」でいい、日本と韓国』です。


本書は、徳間書店より1993年3月に発刊された「日本の驕慢 韓国の傲慢」と1996年7月に発刊された「韓国の激情 日本の無情」を再編集し、改題・改訂した本です。



書かれたのはもう10年前、7年前になるのですが、読んでみると韓国と日本の状況って当時と変化していないんだなあと思いました。


しかし、注目度は今の方が高まっているのでしょうね。


それは、K-POPや韓流ドラマの他にリーマンショックを受けた後の経済的発展が、韓国の方が勢いがあり、日本は停滞のままという明暗がはっきりしていたので、余計に我々の韓国に対しての注目度が上がっていたのかもしれませんね。


この本の面白いのは、お二人の対話を通して、日本と韓国のどこが違って、相入れないところがあるのかがはっきりと語られているところだと思います。


韓国との関係に興味がある方は、1冊で2冊分を楽しめると思って、読まれてみてはいかがでしょうか。