緊急提言 日本を救う道

読書本の紹介です。


今回紹介する本は、堺屋太一著、「緊急提言 日本を救う道」です。


この本は、作家であり、阪神・淡路復興委員でもあった堺屋太一が、電力、財政、産業、東北経済、文化など各界の専門家たちと対談し。東日本大震災という未曾有の危機を乗り越え、新しい日本を創るための復興策を緊急提言したものです。



堺屋太一は、今回の大震災を「第三の敗戦」と位置付けています。


過去2回の敗戦は、1860年代の徳川藩体制の崩壊と、1940年代における太平洋戦争の敗北である。


これらの敗戦後、日本はそれまでの枠組みをがらりと変え、大きな変化と成長を遂げてきており、今回の出来事も新たな日本を再生するチャンスにもなると考えている。


その方向性を5人の有識者の方々とのお話で導いている。


その5人であるが、以下のとおりである。

■岩田一政(日本経済研究センター理事長)
■圓尾雅則(SMBC日興証券マネージングディレクター)
柳川範之東京大学大学院准教授)
■大滝精一(東北大学大学院経済学研究科長・教授)
■宋文州(ソフトブレーン創業者)


3.11以降、この日本を見る感覚も変わってきた人も多いのではないだろうか。


そんな人たちが、今後日本をどうしていったら良いかということを考える上で参考になる本だと思います。