読書本の紹介です。勝間和代、香山リカ対談述、「勝間さん、努力で幸せになれますか」です。
昨年、出版された香山リカさん著の「しがみつかない生き方」の最終章「〈勝間和代〉を目指さない」の反響が大きかったようです。
先日、このブログで紹介した勝間和代の新著、「がんばればできる」は「しがみつかない生き方」の反論書であると勝間さんはあとがきに書かれていました。
そして、この本。二人の対立姿勢を上手にコマーシャルベースにのせて出版されたように思えますが、そんなホットな二人が雑誌「アエラ」の企画で実現した対談をまとめた本です。
- 作者: 勝間和代,香山リカ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/01/08
- メディア: 単行本
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構成は、「はじめに」で二人が対談の臨むにあたって、お二人がそれぞれ自分がどのように考えているかを述べています。
各章の構成は次のとおりです。
第1章 〈勝間和代〉は成功者のアイコンか
第2章 ふつうの幸せとは何か
第3章 努力は楽しいか苦しいか
第4章 仕事で幸せは得られるか
第5章 女と結婚と幸せ
第6章 教育と政治で幸せはもたらせるか
そしてあとがきにかえてということで、お二人が対談を終えて、それぞれ感じたことなどを相手への手紙を送る形でまとめられています。
個人的には幸せの定義は、人それぞれによって違うから、お二人の見解が違うのもその通りだし、あえて二人でそのところ議論しなくてもいいようにも思えます。
対談としては、年齢が近い分、香山さんの言い分の方が、勝間さんより共感できる部分があったかな。
二人のやり取りの面白さと、この対談を通して、自分なりに幸せってなんだろうと改めて考えてみたいという人にはお奨めの本です。