「やられたらやり返す」は、なぜ最強の戦略なのか

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、安部徹也著、『「やられたらやり返す」は、なぜ最強の戦略なのか 【ゲーム理論】で読み解く駆け引きの極意』です。


本書は、昨年大ヒットしたドラマ『半沢直樹』を彷彿とさせるような銀行員を主役に6つのストーリーで、ゲーム理論をやさしく学べるビジネス書です。



仕事とは、自分と相手との駆け引き、すなわちゲームであると捉えると、本書は読む方にとって非常に有効な本になると思います。


本書で解説されているゲーム理論として、どのようなものがあるかがわかると思いますので、ここに目次を記載しておきます。


目次
1 囚人のジレンマ―解説・なぜ、「やられたら、やり返す」が最強の戦略なのか?

2 チキン・ゲーム―解説・なぜ、破滅的な争いが繰り返されるのか?

3 合理的なブタ―解説・ビジネスという“不平等競争”における弱者の勝ち方とは?

4 ゲームのルールを変えろ!―解説・絶対的に不利な状況に追い込まれたら、ゲームの転換を図る

5 共有地の悲劇―解説・ゲーム理論で組織が抱える問題点を解決する

6 ネゴシエーション―解説・どうすれば思いどおりの結果を導く交渉ができるのか?


ビジネスの駆け引きをマスターして結果を出したいという方や中秋企業診断士第一次試験を来年受験しようと考えている方で経済学の一端を読み物として知りたい方には参考になると思います。