「時間力」養成講座

読書本の紹介です。小宮一慶さんの『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』です。


この本は、いわゆる時間管理の本ですが、書いてある内容はわかりやすく、丁寧に書かれており、私は好印象を持ちました。


仕事はすべて、どれだけ働いているかだけではなく、どれだけアウトプットを出したか、それも質の高いアウトプットを出したかと著者は言っています。


確かに、そうだと思います。自分も査定のフィードバックや目標管理の設定ミーティングの時に、「給料が上がらなくなった今、自分たちの価値を上げるのは、時間当たりのアウトプットだ。定時内に仕事を片付けるようにして、定時後は自分のことを磨け。」と発破をかけていたな・・・というこを思い出しました。



ポイントが点線囲みになっていて、あとからポイントの所だけでも掻い摘んでも読み返すのも良いかと思います。


時間力を阻害する7つの誘惑と時間力を高める10のちょっとしたコツとしては、以下のようなものがあると言っています。


【時間力を阻害する7つの誘惑】
誘惑1.時間があること
誘惑2.時間を決めないでたくさんの残業をする
誘惑3.簡単な仕事を速くこなして仕事ができると勘違いする
誘惑4.適当に食える
誘惑5.夜更かし、不摂生
誘惑6.だれかが手伝ってくれるだろう甘え症候群
誘惑7.適当に仕事をする人をパートナーに選んでしまう


【時間力を高める10のちょっとしたコツ】
コツ1.やるべきことを時間軸とともに正確に把握する
コツ2.自分の事務処理能力を知る
コツ3.自分の調子のよい時間帯をもっとも創造的な仕事にあてる
コツ4.常にやるべきことをたくさん持っておく
コツ5.何でもかんでもやろうとしない
コツ6.決まった時間に、毎日同じことをやれる時間を持つ
コツ7.事前の準備をする
コツ8.いつも少しだけ余裕を持つ
コツ9.予備時間を持つ
コツ10.正しい手帳を使う


最後の正しい手帳を使うは、ここで出された「小宮一慶手帳2010」の宣伝も兼ねているようです。


時間を有効に使い、最大のアウトプット出したい人にお奨めします。


そういえば、大学の時のモットーを思い出しました「最小の努力で、最大の効果」。質の高い人生を目指して頑張っていきましょう!