AIロボットに操られるな!

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、大塚寛著、「AIロボットに操られるな!」です。


本書は、AIやロボットをいかに使いこなすか、そのためには、どのような商品やサービスの提供が必要なのかを考えていくことも必要だということを説いている本です。


(139)AIロボットに操られるな! (ポプラ新書)

(139)AIロボットに操られるな! (ポプラ新書)


現状の問題点がいろいろ述べられており、参考になります。


日本では規制が厳しいだけで、柔軟な運用を妨げているということです。


興味を持った提案としては、日本の中で多くを占める中小企業にこそ、ロボット化を図り、効率化等を進めるべきだと言っているのですが、そのためには、中小企業診断士等の有資格者がITやロボットなどの知識を持って、もっと中小企業に普及していくべきだという点です。


この提言は、参考になりました。


著者自身が、セグウェイを扱う会社の社長さんなので、新しいものを普及させる苦労を経験しているので、本書に述べられているいくつかの観点は、有用で参考になるものだと思います。


ハードより、ソフトに重点を置いた本で、私自身としては、とても興味深く、かつ楽しく読ませて頂きました。