嫉妬と自己愛

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、佐藤優著、『嫉妬と自己愛- 「負の感情」を制した者だけが生き残れる』です。


本書は、「負の感情」の自分自身のコントロールと他者のマネージメントについて書かれたものだと理解しました。



三部構成になっており、第一部ではこのような事例を学ぶには、まずは小説が参考になるということで、推奨図書とその本に描かれている人物の嫉妬と自己愛がどのように作用しているかが述べられています。


時代により、その在り方も変わってきているようで、今は「自己愛」をも超越しているような人間が多く存在しているらしいです。


第二部は、著者と著者がこのタイトルにふさわしいと判断した各専門家との対談です。


そして、第三部では人生で失敗しないための「嫉妬と自己愛」講座と言うことで、組織の中での対応、自己の対応、それから質問者への著者のアドバイスが掲載されています。


このようなことでも、時代によっても不変な部分と、時代により変わりつつある部分があるのだなと感じました。


しかし、第一部で取り上げられた図書は、積極的に読んでみようと感じられなかったのは、何か私に拒否反応があるからでしょうか・・・・