コロナ後に生きる逆転戦略

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、河合雅司著、「コロナ後に生きる逆転戦略」です。

 

本書、コロナ後に生きるとタイトルには書かれていますが、コロナ前から起きていた少子高齢化現象で発生する問題が、さらにコロナにより加速されて起きるから、それに備えよという警鐘の書です。

 

本書にも書かれていますが、著書の講談社現代新書「未来の年表」「未来の年表2」の内容をより具体的に事例を挙げて書いた本だということです。

 

人口減少に伴い「戦略的に縮む」ことを薦めています。

 

この「戦略的に縮む」は、理屈的には正しいと思います。

 

ただ、人々の価値観のパラダイムシフトが必要になってきます。

 

特に昭和世代でも、現在55歳以上ぐらいの人たちの価値観とは相反する方向なのかもしれません。

 

しかし、そうしなければ、インフラ、福祉などなど、将来的に立ちいかなくなることを訴えていますし、確かにそう思います。

 

今、自民党の総裁選挙で騒いで、新たな首相が誰になるだろうかと騒がれいますが、ここに書かれている内容をこれからの課題と考え、その対応について語る政治家が早く現れてこないものかと思いました。