これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、宮家邦彦著、「AI時代の新・地政学」です。
本書は、2015年の年末から2018年4月までの間、週間新潮に連載されたコラム「新聞 ネットじゃわからない国際問題 鳥の目 虫の目 魚の目」を抜粋し、加筆、修正、再編集をしたものです。
- 作者: 宮家邦彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/09/13
- メディア: 新書
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なので、AIに関する記述は最初の方だけでした。
しかし、世界を俯瞰的に見て、日本の立ち位置をどのようにしていくかという観点に立てるので、内容は面白かったです。
タイトルは、AI時代になると、核兵器に変わり、サイバー戦が主流となる。
そうなると、国の大小、兵力の有り無しとは違った優劣が出来てくる点で、タイトルがつけられたらしいです。
著者のユーモアなのでしょうが、第七章の『要人へのお節介メッセージ』が面白かったです。
このような本を読んで、世界情勢の見方を今までと違った観点で捉えるということも大事なことだと思いました。