これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、小林優一著、『「万年自転車操業」の会社を「万年安定経営」の会社に変える方法』です。
著者は、経営改善計画策定事業の認定支援機関に認定されている税理士です。
「万年自転車操業」の会社を「万年安定経営」の会社に変える方法 (経営者新書 186)
- 作者: 小林優一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/03/27
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
どんな素晴らしい秘策が書いてあるのかと思って読みましたが、経営者が自覚を持って、会社の現状を認識し、そして再生計画を策定しましょうということでした。
その経営者のやる気を起こすこと、そして会社の現実に如何に向かわせるかの部分が難しいと思うのですが、そういうことには一切触れていません。
読み終わってみると、表面的なことが一通り書いてあるだけでした。
中小企業と向き合うことを書いてあるならば、士業として、中小企業診断士のことも書いておいて欲しいのですが、それには全く触れてもくれません。
チャンスがあれば、こういう形で本も出せるのだなと思いました。