連合国戦勝史観の虚妄

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、ヘンリー・S・ストークス著、「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」です。


日本が、なぜ「大東亜戦争」を行ったか、そして、あの戦争を米国は「太平洋戦争」と言うのか、その理由がわかる本です。


英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄(祥伝社新書)

英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄(祥伝社新書)


あの戦争は「侵略戦争」ではなく、「自衛戦争」であり、なおかつ、欧米に植民地化されていたアジアの国々の独立化へのきっかけでもあったのですね。


その辺りが、丁寧に書かれているので理解できました。


著者は、三島由紀夫とも親交があったらしく、彼のことも書いてありますが、なぜ、あのような行動にでたのかも、よくわかりました。


当時は、まだ中学生だったので、なぜの部分までには関心が向いていなかったので、理由を知ることが出来て良かったです。


それにしても、我々が学校では習うことのない歴史の内容に精通しており、初めて知るようなことが多く、著者の日本に対しての想いも感じられる本でした。


本書、購入したのは4年前だったのですが、もっと早く読んでおくべきだったと思いました。


一読をお薦めします。