虹の歯ブラシ

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、早坂吝著、「虹の歯ブラシ 上木らいち発散」です。


本書、ミステリー小説です。


虹の歯ブラシ 上木らいち発散 (講談社ノベルス)

虹の歯ブラシ 上木らいち発散 (講談社ノベルス)


ミステリーと言っても軽い感じです。


ビックリするのは、主人公の上木らいちが様々な客と援交をしている高校生であるということ。


この主人公が探偵役ともなり、様々な事件を解決していきます。


この事件の設定も、振り幅が大きいというか、殺人事件から始まり身の回りことなど様々。


そして、虹と言うことで、各章、色に絡めているし、登場人物名も色に絡めるようにしています。


読んでいくと、後半の部分はミステリーというより、SFチックに展開していきます。


それが、昔読んでいた筒井康隆テイストに私は感じられました。


やさしい文章なので、気軽に読めると思います。