暴露の世紀

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、土屋大洋著、「暴露の世紀 国家を揺るがすサイバーテロリズム 」です。


近年、パナマ文書ヒラリー・クリントンのメール問題、朴槿恵元大統領の罷免のきっかけになった崔順実氏のノートPCからの文書データなど、インターネットを利用したデータのやり取りを発端に、いろいろなことが暴露され、世間を騒がせたニュースが多いように感じないだろうか・・・


本書は、 セキュリティ研究者である著者からのそんなネット社会に潜む危険性についての警告の書です。



本書を読むと、ネット社会に今、様々なところで社会の急所があることがわかります。


そして、我々の知らないところで、そのせめぎ合いをしていることがあることもわかりました。


サイバーテロって怖いなと思います。


それから、EMP爆弾のことも書かれていましたが、北朝鮮の緊張状態でEPM爆弾を使用して彼らの指令系統を使用不能にするという話をこの間、聞いたばかりなので、本当にそんなことができるんだ・・とも思いました。


専門家でない私にとっては、どの内容も興味を持って読むことができました。


これからの人たちは、ITに関してかなり高度な知識が必要になっていそうですね。