平成25年度中小企業診断士第二次試験事例Ⅲを題材に使い、試験開始から問題、設問文を読み、次に事例文を読み、解答を書きあげるまでの一連の流れについてシミュレーションを行いました。
そして、
1)問題文・設問文を読む
2)事例文を読む
3)各問題・設問の解答を考える
4)解答用紙に解答を書き込む
の4つのステップを80分の試験時間で割り振り、各時間配分を考えようということもお話しました。
さて、これを確実に身につけるための方法について今回はお話しようと思います。
それは、別に難しいことではありません。
過去問、第二次試験用問題集、受験機関の模試のいずれも使って良いから、解き続けることです。
平日は会社勤務の方でも、帰宅したら最低1事例(80分)は解く。
土曜、日曜、休日などの時間が確保できる時には、最低4事例は解いてみることです。
これを試験前までに何回も繰り返すことです。
今年は第一次試験の合格発表が9月6日、第二次試験日が10月23日ですから、その間は46日もあります。
仮に9月10日の土曜日からスタートして、試験前々日の10月23日までこの方法で事例を解き続けると平日27日、土日,祝日16日ありますから、事例問題は
27×1+16×4=91事例
は解くことができます。
これをやることによって、事例の解き方を、身体に浸みこませて下さい。
事例Ⅳの場合は計算がありますから、電卓の使い方、キャッシュフローの計算、各財務指標の求め方等もこれで身体に浸みこませて下さい。
ほぼ100事例も解けば、もう鬼に金棒、何でも来いという感じではないでしょうか。
そして、これだけやれば、あなたはきっと試験当日の事例問題に怯むことなく、それらを撃破できることでしょう。
パターンを覚え、それを身に浸みこませるだけで良いのです。
だから、早めに二次試験へ向けての学習に着手していただきたいのです。
ここでは、合格発表してからという前提で書いていますが、早ければ早い程良いです。
もう、自己採点で合格を確信している方は、すぐにでも事例題ノック開始してください。
祝日で連休もありますが、誘惑に負けずに、ただひたすら事例を解きまくる。
合格を勝ち取るために頑張ってください。
ご健闘をお祈りいたします!