これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、鳥谷浩志著、「製造業の3Dテクノロジー活用戦略」です。
製造業の3Dテクノロジー活用戦略ということで、書店で手に取った書籍です。

- 作者: 鳥谷浩志
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/01/27
- メディア: 新書
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内容は、3D-CADで作成したデータを軽量化して、様々な用途に活用しようとしている「XVL」についてのものでした。
「XVL」に出会ったのは、約15年前で、まだメーカー勤務時代だった。
その頃はミドルレンジの3D-CADが普及し始めた頃で、ある機器の操作マニュアル作成に使いたいということで、ちょっと首を突っ込んだ頃があるが、まだ機器本体の方の3Dデータ化進んでいない状態であった。
本書を読むと、ちょうどXVL2.0の頃になるらしい。
XVLも進化して、現在は第四世代のXVL4.0ということだ。
書いてある内容は、3Dデータを活用するなら、そういう使い方だろうなということばかりで、考え方としては特に目新しいことはなかった。
しかし、技術の方が進んで、それが比較的簡単に扱えるようになってきたようだ。
日本では結構前から、こういうことをやっているから、インダストリー4.0とか言われても、今一つピンとこないのかもしれませんね。
日本製造業のなお一層の奮闘を願いたいものだなと感じました。