サービス業の生産性向上

今朝、NHKニュースの「おはよう日本」を見ていたら、サービス業の生産性向上の話を取り上げていました。


日本では生産性という点では、サービス業では製造業に対して一人当たり約200万円ほど生産が劣っているらしいです。


ある旅館とアパレル業を取り上げ、どのような生産性向上の取り組みを行い、どのような効果を上げているかが放送されていました。


旅館では、お客さんが靴を靴箱にしまったり、部屋までの案内をしない、布団もお客さん自身が敷くことで大幅なコストカットができ、それを宿泊料に還元しているとのことです。


アパレル業はバーコードの読み取りをICタグに替えたことで、作業時間が10分の1に短縮して、従業員が接客業務に集中できるということです。


この放送を見て感じたのは、生産系のコンサルタントがサービス業にも幅広く進出できるチャンスだということと、それをアピールしていかなければならないということです。


まずは、3ム(ムリ、ムダ、ムラ)がどこにあるのかを見極たり、作業時間をきちんと分解してみたり・・等々、いろいろやることはあるし、お金をかけずにできる効率化がたくさん眠っていることと思います。


経済産業省も「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」を本年1月に出しています。


生産系の中小企業診断士コンサルタントの方は、製造業だけではなく、サービス業にも目を向けてみてはいかがでしょうか。